コ ンロと電子レンジだけでは物足りない。例えば、その昔、 外国映画で観たオーブンにあこがれた時代があった。いま や世界中の料理の情報、そして機器が比較的簡単に入手 できる時代だから、日本の家庭用調理器に飽き足らない 人々が、Iさんのように世界中から便利で使いやすい調理 器具を集めたり、Sさんのように料理を楽しむためにコン ロに凝ったりする傾向はますます強くなることだろう。 このように、食への関心は、調理器具の多様性をもたら す。日本のプロが使用する調理器は、これまで実用一点張 りのものが多く、デザイン性には決してすぐれているとは いえないが、外国製はときに実用性よりもデザイン性を優 先している場合もある

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